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HUAWEIがスマホ出荷台数シェアでAppleを抜き2位に

日本ではiPhoneのシェアが高いですが、世界的にはAndroidスマホのシェアが圧倒的な地域も多くあります。

 

2018年4~6月のスマホ出荷台数シェアでは、これまでサムスンに続き2位を維持していたAppleが3位に後退、2位に割り込んできたのは中国のHUAWEIです。

 

Appleはブランド戦略で確固たる基盤を作る戦略

もっとも、iPhoneは新モデルのない時期なので台数が伸びないのは当然とも言え、iPhoneの高性能・高価格路線によって利益は増えていて、時価総額で1兆ドルを越えています。

高くてもApple製品を持ちたいというファンをしっかり掴み、台数の伸びは鈍化しても利益は上げていくというブランド戦略が成功していると言えるでしょう。

 

Appleとは違う層をすくい上げ躍進しているHUAWEI

それに対し、安価なエントリーモデルからコスパの良いミドルハイエンドモデルまで多彩に展開し、出荷台数を飛躍的に伸ばしているのがHUAWEI。

iPhoneは確かに高性能だけれど、そこまでの性能は必要ないので価格を抑えて使いたい、という、Appleが狙っていない層のユーザーをしっかりキャッチしている印象です。

 

先日当サイトでもHUAWEI P20 liteをいじってきたレビュー記事をアップしましたが、HUAWEI nova lite 2などとも並び、価格に対する性能の満足度は高く、非常にコスパよく感じました。

無理にハイエンド機でなくても、十分に満足できるユーザーは多いのではないでしょうか。

 

 

Galaxy S9が苦戦中のサムスンはHUAWEIを警戒?

1位のサムスンはGalaxy S9が苦戦中のようなので、HUAWEIの猛追に対しては、ユーザー層を棲み分けしているApple以上に脅威を感じているのではないでしょうか。

 

国内ではSONY Xperiaが苦戦中

国内のAndroidスマホではSONYのXperiaが有力モデルですが、Xperia XZ2はもう一つ伸び悩んでいるようです。

同社モバイル機器の販売台数は、昨年同期の340万台から200万台へと激減。

売上も487億円の減収で、営業利益も赤字転落してしまいました。

 

XZ2よりも、むしろ型落ちとなって一括0円キャンペーンなどが出てきたXZ1の方が売れているという話も……

 

 

世界でのiOSとAndroidのシェアはどのくらい?

iOSとAndroidシェアを見ることができるKANTAR WORLDPANELの2018年4~6月のデータを参考にまとめてみました。

 

iOSが4割を超えているのは日本だけで、

アメリカ、オーストラリアではiOS:Android=4:6くらい

ヨーロッパは2:8くらい(なぜかイギリスだけは3.5:6.5とiOS健闘)

中国も2:8くらい

中南米はほとんどAndroid一色

 

という感じです。

ハイエンドのiPhoneを持てる経済力のある人間の母数、も関係していると思いますが、日本人のブランド好きという側面もありそうです。

Appleが日本に力を入れる意味もわかりますね。

 

今後スマホのシェアはどのように推移していくのでしょうか。

 

日本
iOSAndroid
42.9%55.8%

 

アメリカ
iOSAndroid
38.7%61.0%

 

オーストラリア
iOSAndroid
36.3%62.9%

 

イギリス
iOSAndroid
34.9%64.5%

 

フランス
iOSAndroid
22.5%77.0%

 

ドイツ
iOSAndroid
18.8%80.5%

 

スペイン
iOSAndroid
11.8%88.2%

 

イタリア
iOSAndroid
11.1%88.0%

 

中国
iOSAndroid
19.4%80.4%

 

メキシコ
iOSAndroid
6.7%92.1%

 

アルゼンチン
iOSAndroid
3.4%96.1%

 

 

 

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